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2022/11/02

40代で自分らしくキャリアチェンジ!おすすめ資格8選

働き方・生き方の多様化が進んでいる近年。40代で自分の人生を見つめ直し、新しいスタートを切る女性が増えてきています。

「家族との時間を増やすために働き方を変えたい」
「老後にお金で困ることがないようにしたい」
「新しいことに挑戦してイキイキと過ごしたい」

漠然とした未来への不安を払拭するためには、40代での資格取得をおすすめします。資格を取得することで自分に自信がつき、新しい一歩を踏み出しやすくなるからです。

この記事では、40代だからこそ資格を取得するべき理由や、おすすめの資格を紹介します。

40代での資格取得をおすすめする理由

「毎日忙しいのに資格を取得するなんて無理」
「今から資格を持ってもどのように活用すれば良いの?」
このように思う人は多いでしょう。

実は、40代の今だからこそ身につけたいスキルはたくさんあります。
40代での資格取得をおすすめする理由は以下の3点です。

・起業、転職に有利
・ライフプランを自由に設計できるようになる
・プライベートにも活かすことができる

40代からのキャリアチェンジをスムーズに進めるために、積極的に学び、スキルを身につけることをおすすめします。

起業、転職に有利


産休・育休を終えて社会復帰を果たしても、出産前と同じように働くことが難しく、起業や転職といったキャリアチェンジを考える女性が多いです。

起業・転職の際大きな強みになるのが資格です。
「どのような分野のスキルをどの程度持っているのか」

これを明確に表すことができると、採用する企業側やビジネスの相手からも信頼を得られます。

40代は、ある程度経験があって当たり前だと思われる年齢なので、周りと差をつけるという意味でも資格取得は大きなメリットでしょう。

ライフプランを自由に設計できるようになる


取得する資格によっては職業に定年がなく、自分の好きな年齢まで働くことができるものもあります。

将来年金が十分に支給されない可能性が高いのが、いまの40代の人たち。75歳くらいまで働くのが主流になっていると言われているほどです。

そこで、必要に応じて柔軟にキャリアチェンジできる幅を広げるためにも、自分の強みになる資格を取得しておくのをおすすめします。

プライベートにも活かすことができる 


40代から取得した資格は、自身のプライベートにも大いに活かすことができます。
家庭においても、悩み決断しなければいけない場面が数多くある40代。そんな時に役に立つのが資格取得で得た知識です。

例えば、「そろそろ保険の見直しをしておきたい」と思った時。
自分自身がファイナンシャルプランナー資格を持っていて保険に詳しければ、専門家との会話もスムーズにでき、より自分が納得できる内容に決めることができます。

「成長期に入った子どものためにバランスの良い食事を作りたい」という時に、栄養士や食育アドバイザーの資格を持っていれば、その知識が大いに役立ちます。

全ての知識を自分のため、周りのために活かすことができるので、持っていて損するような資格はひとつもありません。

資格選びのポイント

40代で取得する資格は、ただ単に「興味がある」や「簡単そう」という理由だけで選ぶと、時間もお金も無駄にしてしまう可能性があります。

今後の人生に確実にプラスになる資格をとるために、まずはこの先のビジョンを明確にしましょう。

資格を選ぶ際のポイントは以下の3点です。

・目的に合ったものを選ぶ
・社会的にニーズのあるものを選ぶ
・すでにあるスキルを証明できるものを選ぶ

目的に合ったものを選ぶ


「資格を取る目的は何か」
第一に、この点を明確にしましょう。

例えば、「今後は在宅ワークで生計をたてていきたい」と思っているのに、登録販売者の資格をとっても意味がありません。

在宅ワークを希望するのであれば、Webデザイナーやオンライン秘書など、家で仕事が成立するようなスキルを身につける必要があります。

自分がこの先どのように働き、生きていきたいのかを明確にし、そのために必要な資格は何かをしっかり考えてください。

社会的にニーズのあるものを選ぶ


「好きな事だけをして生きていきたい」
これが本音ですが、現実はそうもいきません。

40代からも確実に収入を得ていくためには、社会において多く求められている仕事につく必要があります。
求められる仕事にはやりがいもありますし、需要が高い分短期間で軌道に乗る可能性もあります。

世の中でどんな職種に需要があるのかを、まずは調べてみましょう。
そのうえで、自分の今後のキャリアプランにマッチするスキルを選択するのが成功への近道といえます。

すでにあるスキルを証明できるものを選ぶ


「新卒から今まで同じ会社で、バリバリ働いてきた」
「受付事務、接客、製造など、複数の仕事を経験している」

40代になると、皆さんある程度社会経験を積み、何らかの実績がある方が多いでしょう。
ただ、十数年の経験があれば、周りからの信頼が確実に得られるかというと、そうではありません。


反対に、資格があれば経験がなくても良いというわけでもありません。
これから取得する資格は、今までの経験から培ってきたスキルを証明できるようなものを選ぶと有効的です。

「経験×資格」で、自分自身の強みを最大限にアピールしましょう。

40代から取得するおすすめ資格8選

資格選びのポイントを踏まえて、40代から取得する資格でおすすめの8つをご紹介します。

・自分の目的に合うもの
・社会的ニーズがあるもの
・すでに経験やスキルがあるもの

こちらのポイントを参考に資格を検討してください。

1 中小企業診断士【国家資格】


経営コンサルティング業としては唯一の国家資格である「中小企業診断士」。
中小企業をを対象とした経営コンサルティングが主な業務で、企業の現状を正確に把握・分析して、成長戦略をアドバイスします。

経営コンサルタントとして独立開業するのが一般的で、ビジネス関係の学校や企業研修での講師を依頼されることもあります。

現在の日本は中小企業が全体の99%と非常に多いので、需要の高い業種といえます。
企業の経営陣と関わる仕事なので、40代という年齢も安心材料となりプラスに働きます。

近年は、女性ならではの視点で経営戦略を考えたい企業が増えてきているので、女性の活躍がますます期待できる注目の資格です。
年齢、学歴、実務経験などを問わず誰でも受験できる点も挑戦しやすいポイント。

2 ファイナンシャルプランニング技能士2級【国家資格】


ファイナンシャルプランナーの関連資格や、資格保有者を総称して「FP」と呼びます。
その中でもスタンダードな資格が、国家資格である「ファイナンシャルプランニング技能士」。

FPはいわば「お金の専門家」で、お金に関するありとあらゆる知識が資格の内容に入っています。

たとえば年金・資産運用・保険など。私生活に関わるお金の知識も盛りだくさんなので、仕事を抜きにしても身につけておきたい資格です。

仕事上の肩書で有効なのはFP2級以上で、以下のいずれかを満たしていれば受験できます。

・FP3級に合格している
・AFPという民間資格の認定研修を修了している
・2年以上のFP業務の実務経験がある

主な働き方は、銀行や保険会社などの企業に所属する場合と、フリーのFPとして仕事を受注する場合があります。
実はいま、「ママFP」の需要がとても高い時代になってきています。


住宅ローン、教育資金についてなど、お金に関する悩みが多くなる子育て世代。

そんな子育て世代から受ける相談を同じ目線で共有し、自分の経験談も踏まえたリアルなアドバイスができる「ママFP」は、金融業界以外からも必要とされています。

このようにFPは、社会において幅広く活躍の場があり、かつプライベートでも大いに役立つ資格なのです。

3 キャリアコンサルタント【国家資格】


「キャリアコンサルタント」とは、学生や求職者などキャリア形成したい人を対象に、職業選択や能力開発のアドバイスを行う職業です。

2016年から国家資格となったことで人気が上昇しています。
国が認めた養成講座を受講、修了することで受験資格が得られます。

これから社会に出ていく20代の学生から、転職を希望する30代、さらには定年後のセカンドキャリアを真剣に考えたい50代・60代まで幅広い年齢層への対応が求められる業種。

そのため、中間層にあたる40代にはピッタリの仕事といえます。
企業内での人材育成、大学での就職支援などにつく働き方、フリーランスとして顧客の相談に乗る働き方があります。

働き方の多様化が進んでいる近年、ひとりひとりの相談に柔軟に対応できるキャリアコンサルタントは、多くの企業や大学から求められるでしょう。

4 保育士【国家資格】


女性が持つ資格としては昔からメジャーどころの「保育士」。
子育てに役立つ知識も含まれていることから、産休・育休中に挑戦する女性が多いです。

しかし労働環境が過酷であることから、産後の生活とマッチせずに離職する人が多いのも現状。
実は保育士という資格は、フリーランスとして働いていく人にも重宝する資格なのです。

近年、乳幼児の親子を対象にしたリトミックやヨガ、英会話などが注目されています。
就園前の期間を有効的に使いたいママが増えてきているのでしょう。

このような教室を開く際に、講師が「保育士資格保有者」であれば、
「日ごろの育児に関する悩みも聞いてもらおう」
「何かハプニングがあっても柔軟な対応をしてくれそう」と安心感を与えることができます。

取得方法は以下の2通りあります。

・厚生労働大臣が指定する「指定保育士養成施設」で学び資格を取得する方法
・年2回実施される保育士試験に合格し取得する方法

本業や家事育児をこなしながら取得するには、後者を選択して自分のペースで計画的に勉強していくのが現実的でしょう。

5 簿記


国家資格ではないものの、その信用度と認知度は国家資格並みといえる簿記の資格。
経理をする上で必要な知識が身に付きます。

複数の種類がありますが、一番有名なのが「日商簿記」です。難易度が低い順に、3級~1級があります。


以下の3点の理由から、受験者が非常に多く、社会的に認められている資格といえます。
・受験資格が特にない。
・自分の受けたい級から受験できる
・1級は年2回、2級・3級は年3回試験日がある。

会計ソフトの性能が高い現代、知識がなくても経理業務ができると思うかもしれません。
しかし、会計ソフトではたくさんの専門用語が使用されているため、最低限の知識は確実に必要です。

またプライベートでは、投資をする際に簿記の知識が役立ちます。
企業が成長しているかどうかを判断する際、重要視されるのが決算書類の数値。財務諸表などを読み解くスキルがあると、投資判断がしやすくなるでしょう。

6 薬事法管理者


薬事法有識者会議が主催する民間資格、「薬事法管理者」。
薬機法(旧薬事法)に関する知識を持っていることが証明できます。

非常に専門的な知識で、必要性を感じない人もいるかもしれません。
しかし、美容品や健康食品の広告・宣伝には細かい決まりがあり、実は薬機法の知識が欠かせないのです。


この資格が強みになるのは、ライター業や広告制作の仕事を目指す人。薬事法管理者資格を持っていることで、単価が上がったり、顧客からの高い信用が得られたりするので、大きなメリットがあるといえます。

反対にデメリットもあります。それは講習や資格更新に費用がかかるという点。
受験資格として講習の修了が必要なのですが、講習だけで6万円近く。資格の更新も1年ごとに2万円かかります。

自分にとって本当に必要な資格であるか、今後の働き方を明確にしてから受験を検討しましょう。

7 Webデザイナー


SNSが普及している現代で、ほとんどの業界において必要とされるのがWebデザインのスキル。
ここでは、公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が主催する「Webデザイナー検定」を紹介します。

Webデザイナー検定の特徴は、デザイン性だけでなく、顧客のニーズを満たすデザインかどうかも審査されるという点。

Webデザイナーを仕事にする以上、センスが良いだけでビジネスとして成立させるのは難しいです。
Webデザイン検定で身につけるのは、顧客のニーズを正確に理解し、Web上で多くの人に分かりやすく表現するスキル。

Webデザインの基本的な知識を問う「ベーシック」と、より専門的な知識を身につける「エキスパート」の2種類があります。

「Webデザイナーになるつもりはないが、ホームページや広告作成のために基本的な知識を身につけたい」という人は、ベーシックを受験すると良いでしょう。

年齢・学歴を問わず誰でも受験でき、試験も年2回、日曜に実施されるため、チャレンジしやすい資格といえます。

8 TOEIC


TOEICというと学生の就活に有利というイメージがありますが、40代からのキャリアチェンジにも十分に役立ちます。

英語力を証明する資格はTOEIC以外にもある中、TOEICをおすすめする理由は以下の2点です。

・スコア方式なので、不合格がない
・会場によっては1年に10回試験が実施されるので、受験のチャンスがたくさんある

TOEICの結果は合否ではなくスコア(点数)で、このスコアをもって自分の英語力をアピールします。
1度の受験で不合格だったと落ち込むことがなく、今回の結果を見直してまた勉強すれば、確実にスコアアップにつながります。

試験実施日が多い点も、家庭の都合で急な予定変更が起こりやすい40代には大きなメリット。

様々な業界で、英語は今や当たり前のスキルとして見られているので、転職・独立どちらの場合でも、自信をもって提示できるスコアがあると信用度が上がります。

40代だからこそ!資格をとったら起業がおすすめ

40代のキャリアチェンジは、転職よりも資格を活かした起業をおすすめします。
「40歳過ぎて起業は遅すぎるのでは?」と不安に思うかもしれません。

しかし、社会人として20年間培ってきたキャリアがある40代だからこそ、起業するメリットがたくさんあります。
ここでは40代から起業するメリット・デメリットを見ていきます。

40代で起業するメリット

40代で起業するメリットは以下の3点です。

・スケジュールを自由に組むことができる
・これまで築いてきたスキルや人脈を活かすことができる
・やりたい事に挑戦できる

起業すると、仕事を受ける量や仕事にかける時間は全て自分で決めることができます。
家庭の事情に振り回されることが多い40代女性。自己管理能力が求められますが、スケジュールに自由が効くのは大きなメリットです。

また、約20年の間に培ってきたキャリアや人脈を活かすことができれば、ビジネスを短期間で軌道に乗せることも可能。

40代は育児がひと段落しているという人も多く、新たなことにチャレンジする余裕も生まれてきます。
実は40代は、起業するにはもってこいのタイミングなのです。

40代で起業するデメリット


反対に、40代で起業するデメリットは以下の2点です。

・体力的に、こなせる仕事量が限られてくる
・失敗してから転職に切り替えるのは難しい

40代は若い頃のように身体に無理がきかず、家事や育児にも体力を奪われるため、こなせるタスクが限られてきます。

「できること」「できないこと」をきちんと見極めて仕事を選びましょう。
また、40代で起業して、万が一失敗した場合、そこから希望の職種に転職するのはなかなか難しいのが現状です。


起業する前に見通しをしっかり立てて、資金の準備やリスクヘッジを整えておきましょう。

40代で起業する際のポイント


40代で起業する場合、おさえておくべきポイントがあります。

それは以下の4点です。



■ 今後のビジョンを明確にする

40代からの起業はまだまだ遅くないとはいえ、20代での起業と比べれば残された時間が圧倒的に短いです。
限りある時間を有意義に過ごすために、今後のビジョンはできるだけ細かく決めておくと良いでしょう。
具体的には、リタイアの時期や、収入の目標などを決めます。


■家族の理解を得る

自分が思い描くビジョンは、ぜひ家族とシェアして、家族の理解を得てください。
家族の理解があると、トラブルが起きた時や行き詰まった時、家族の協力により乗り越えることができます。
何よりも、家族の応援が仕事をするうえで大きなパワーになります。



■健康管理、自己管理をきちんとする

フリーランスとしての生活は全てが自己責任のため、仕事や家事はもちろん、自身の健康管理も重要になってきます。
特に在宅ワークの人は、1日中誰にも見られずに仕事をする日も多いです。
行き当たりばったりで過ごすのではなく、1日1日を計画的に過ごしましょう。

心身ともに無理のないスケジュールにすることが長く続けるコツです。

■信頼できる相談相手をつくる

1人で起業したからといって、全てのことを自分ひとりで考え決断するのはとてもハードです。
様々な悩みについて気軽に相談できる人がいると、安心して前に進んでいけます。


専門家による個別サポートや同じ目標を持つ仲間が集うコミュニティなどに参加して、悩みを解決できる環境を確保しましょう。

まとめ


今回の記事では、40代におすすめしたい8つの資格を紹介しました。

・自分の今後の目的に合うもの
・社会からのニーズがあるもの
・これまでの経験や培ってきたスキルを証明できるもの

以上の点を参考にして、自分の未来に十分活かしていける資格を選んでください。
そしてぜひ起業して、自由でやりがいに満ちた日々を手に入れましょう。

ただ、一言で起業と言っても社会で活躍するのは簡単ではありません。
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(文:佐々木恵子)