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2024/04/11

40代からでもできる仕事は?おすすめの職種6選

✓育休から復職したけど、家事、育児、仕事を両立させるのが厳しい。
 もっと柔軟な働き方はないのだろうか…


✓SNSでフリーランスとして活躍する方を見て、自分も挑戦してみたい。
 でも、自分にできるか不安…


そんな悩みや不安を感じていませんか?


女性のキャリア形成を考える上で、ライフステージに合わせて柔軟に対応できる職種選びは必須です。


厚生労働省による最新の雇用動向調査「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、30歳から39歳までの女性の転職入職者が前職を辞めた理由は、「その他の個人的理由」を除いて、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」「職場の人間関係が好ましくなかった」が顕著に高い結果となりました。


また、40歳から49歳までの辞職理由は、前述の理由以外に、「定年・契約期間の満了」「給料等収入が少なかった」などの割合が高くなりました。
出産を経て、育児をしながらのキャリア形成に悩む女性が多いと想像します。

参考:厚生労働省 -令和4年雇用動向調査結果の概況-


そこで今回の記事では、キャリアに悩んでいる方のために、40代からでもできるおすすめの仕事を紹介いたします。

40代の働き方の選択

社会人経験が20年程度になる40代。
自分の叶えたいキャリアやライフスタイルもなんとなく決まってきますよね。

正社員、パートタイム、派遣社員、契約社員、アルバイト、フリーランス、起業家、ボランティアなど、自分の価値観と人生の目標に合わせて、働き方を選択することが大切です。


再就職・転職する

40代の転職では、経験者や即戦力となる人材が求められる傾向にあります。
また、40代の有効求人倍率は低くなっているため、女性の転職・再就職はさらに難しいと考えていいでしょう。


たとえば、厚生労働省東京労働局が3か月ごとに発表している調査(令和5年12月分)によると、35歳~44歳は1.37%、45歳以上は0.95%となり平均の1.23%を下回っています。

参考:厚生労働省 関東労働市場圏有効求人・有効求職 年齢別バランスシート(一般常用)


それでも、40代の女性が転職や再就職できないわけではありません。
求人の中には、経験やスキルを問われない職種もあります。


ハローワークを利用したり、自分の年齢に合った転職サイトや転職エージェントを活用して、相談してみましょう。
そのほか、正社員以外の選択肢として、勤務地や勤務時間を自分のライフスタイルに合わせて選べる派遣社員を検討するのもよいでしょう。


派遣の求人は、一般事務が多く、事務職の経験を生かしたい40代の女性に最適な働き方です。
また、派遣会社では、教育訓練や能力開発支援の仕組みがあり、派遣社員は働きながらスキルアップできる利点があります。

参考:厚生労働省 令和4年派遣労働者実態調査の概況


副業・起業をする

自分の強み・趣味・特技を生かして、副業・起業する働き方もあります。


フリーランスは、正社員と比べて、時間を自由に裁量できる点で、家庭との両立がしやすい利点があります。
在宅ワークであれば、通勤時間がなくなるメリットもあり、時間を有効活用できるでしょう。


いきなり起業に踏み切れない方の場合は、副業から始めて、ビジネスが軌道に乗るまで、トライ&エラーを重ねて将来の起業に備えることもできます。


正社員のように安定した収入が得られないデメリットはあるものの、成功すれば収入は会社員以上に得られる可能性があるため、起業は魅力的な働き方です。
フリーランスで業務委託の案件を探す場合は、案件数の多いクラウドソーシングサイトを利用してみてください。

資格を取得する

40代からの就職や転職に有利な資格や、起業やフリーランスに必要な資格を取得するのも、働くための一つの手段です。


しかし、忙しい40代は、勉強に費やす時間も限られていますよね。
資格試験の日程も年に数回と限られていることが多いため、スケジュール管理は入念に行いましょう。


また、どの資格試験を受けるか、自分の望むキャリアと整合性があるか、自分の強みを生かせる資格か、しっかりと検討して選択してください。


資格選びの前に、ハローワークにどのような資格があると転職で有利になるか相談したり、キャリアの棚卸しや自己分析をしたりすることも有効です。


厚生労働省は、求職者の就職支援やスキルアップのために、無料(テキスト代は自己負担)で資格取得コースを受講できるように支援していますよ。

40代からでも無資格・未経験でできる仕事

20代や30代に比べて、40代は社会経験や人生経験が豊富です。
未経験の仕事であっても、これまでの知識や人生経験を生かせる職種であったり、自分に適性があると判断した職業に就けば、やりがいを持って働くことができるでしょう。


ここでは、40代から新しいキャリアを形成していくために、おすすめの職業を紹介していきます。


1. 接客・販売業

お客様をおもてなしする職業です。
飲食店、ホテルのフロント、お店の販売員など多岐に渡ります。
他人とのコミュニケーションや気配り上手な方に向いています。

2. 事務

一般事務、医療事務、貿易事務、経理、秘書、学校事務、介護事務などがあります。
事務処理の正確さはもちろん、部外者とのコミュニケーション能力の高さが求められます。
挑戦したい方は、最低限WordやExcelの使い方を学んでおくと安心です。

3. 営業職

営業職は、商品やサービスの販売や契約を行う職業です。
法人営業と個人営業の2つに分かれます。
ビジネスマナーが身についている人や、他人とのコミュニケーションが得意な人に向いています。

4. 介護職

「介護職員初任者研修」修了以上の資格がない方は、要介護者の身体に触れる介護を行えません。
しかし、掃除や食事の配膳、ベッドメイキングなどのサポートは可能です。
家事スキルとコミュニケーションスキルのある方が活躍できる職種と言えるでしょう。

5. 調理補助

食材・調理器具・食器の準備や簡単な盛り付けなどを行います。
チームワークで働くことが多く、協調性のある人や料理好きな方に向いています。

6. 学童スタッフ

学童保育施設で、小学生を対象に、放課後や土曜日、春休み、夏休み、冬休みに、児童と共に過ごし、宿題や学習サポートをする職業です。
体力に自信があり、子どもと関わることが好きな方、子どもの将来を考えながらサポートできる方に向いています。

7. 冠婚葬祭スタッフ

結婚式や披露宴をサポートするブライダルスタッフや、葬儀の進行や遺族をサポートするセレモニースタッフなどがあります。
式場の準備や利用者の案内、掃除などにも従事します。
人生の節目に携わる職業ですので、人生経験が豊かで、気配りのできる40代に最適です。

40代で始める副業やフリーランスにおすすめの職種6選

会社に雇われるのではなく、自分の時間を有効に使いながら働けるフリーランスとして働きたい方もいらっしゃるでしょう。最後に、未経験・無資格でも始められる副業やフリーランスを紹介します。


■1. Webライター(SEOライター)

SEOライターは、パソコン1台で、在宅で仕事ができるので、副業にも最適です。


仕事内容は、Webサイトが、検索結果で上位に表示されるように、キーワードの選定や記事の構成を分析して、記事を作成します(「検索エンジン最適化 Search Engine Optimaization SEO」といいます)。


得意分野の記事を受注するために、得意分野に関連した企業に履歴書を送ったり、クラウドソーシングサービスで未経験者募集案件に応募したりしてみましょう。

■2. Webデザイナー

Webデザイナーは、Webライター同様、パソコン1台で、在宅で仕事ができます。


仕事内容は、企業や個人が運営するWebサイトやWeb上で使うバナーなどのデザインをすることです。資格がなくてもできる仕事ですが、HTMLやCSSの知識とIllustratorやPhotoshopの使い方を身につける必要があります。


スキルを客観的に証明してくれる資格には、Webデザイン技能検定、Webデザイナー検定、Webクリエイター能力認定試験があります。
フリーランスとして活動するだけではなく、転職にも有利な資格ですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

■3. オンライン秘書

オンライン秘書の仕事内容は、企業や個人のバックオフィス業務を行うことです。

経理作業、スケジュール管理、メール対応、リサーチ業務などがあります。
最低限のビジネスマナーやWeb知識があれば、すぐにでも始められます。

■4. 対人支援

キャリアコンサルタントの資格やコーチのスキルを身に付け
働き方や生き方のサポートをする仕事になります。

個人向けから企業向け、学生向けなどで活躍する場があり
社会人経験や結婚・出産・子育て・介護などの経験、失敗、克服をしてきたからこその視点で
誰かの役に立てる仕事として昨今、人気のお仕事です。

■5. 在宅物販

メルカリやヤフオクなどを利用して、仕入れた商品を売ったり、オリジナルで作成した製品を売ったりします。


メリットは、初心者でも手軽に始められることです。
一方、デメリットは、商品を用意する資金と労力が必要で、発送の手間もかかることです。


利益をあげるためには、集客力がカギとなります。

■6. 動画編集

仕事内容は、映像や効果音、テロップなどを組み合わせて、動画を編集する仕事です。


独学で動画編集の仕方を学ぶこともできますが、動画編集やソフトウェアの知識、グラフィックデザイン、企画構成力、シナリオなど技術スキルが多岐に渡ります。


SNSなどでも使われる機会が増えているので、需要があります。

まとめ

30代後半から40代を迎えると、家庭内の責任の変化、親の介護、仕事の目標やキャリアの見直し、健康やストレスの管理など、女性を取り巻く環境が複雑になります。


自分のスキルや強み、趣味・資格を生かして、社会との繋がりを保ち社会に貢献し続けることは、人生を豊かにしてくれるものです。


この記事を参考に、自分の価値観に合った働き方や仕事が見つかるよう応援しています。


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(文:キアレッロ結加里)