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2024/05/30

完璧主義を手放す!仕事も家庭も無理せず続けるポイントを紹介

仕事に家事・育児に追われ、いつも忙しい!と疲弊しながら毎日を過ごしていませんか?
もしかしたらその余裕のない日々の原因は、ご自身の「完璧主義な性格」にあるかもしれません。

仕事、家事、そして育児とすべて100%を目指してがんばる方に、肩の力を抜いてサスティナブルに毎日を続けられるポイントを紹介します。

完璧主義とはどんな人?主な特徴4つ

完璧主義者に共通する、代表的な特徴4つを具体的に見ていきましょう。
ひとつでも当てはまったら、自覚はなくても、あなたは完璧主義者かもしれません。

自分に厳しく、がんばりすぎる


仕事だけでなく家事も、何事にも求めるレベルが高いのが完璧主義者の大きな特徴のひとつと言えるでしょう。

自己評価も厳しいので、なかなか自分に100点満点をあげられません。
そのため、自己肯定感も低め。

また必要以上にがんばりすぎて、心身ともにくたびれてしまう状況にもつながりかねません。

0か100かで物事を捉えてしまう


完璧主義者の人は、たとえ8割~9割出来ていたとしても、すべて完成していない状態だと「まったく出来ていない」と捉えがち。


「完全」か「不完全」か白黒はっきりつけ、不完全の場合は失敗と考えてしまいます。

周囲の人にも完璧を求める


自分だけじゃなく、職場の同僚や家族など周りにも完璧を求めるのも、完璧主義者が無意識にとってしまう行動です。


「ある程度」の状態では満足できないがゆえに、「ここが出来ていない」「あそこが不十分だ」と指摘し続けると、周りもあなたにうんざりしてしまうかも……。

ルールや期限は絶対に守る


一見良いことに思えますが、裏を返せば融通がきかないとも言えるでしょう。


たとえば仕事の納期など、やむを得ない事情で期限内の完成が難しい場面に直面したとき、あなたはどうしますか?


そんなときは相手方に事情を話してリスケジュールを依頼すると、意外に大丈夫なこともあるはず。
それを言い出せずに自分を追いこんでしまう方は、完璧主義者に当てはまると言えるでしょう。


また、他の人には分からない「自分ルール」を多く持っているのも完璧主義の人にありがちです。

完璧主義の弊害・デメリット


完璧主義者には、がんばり屋さんで責任感が強い方が多いです。
それ自体はいいことなのですが、同時に生じるデメリットをここから詳しく解説していきます。

自分に自信が持てない


理想が高いゆえに満足感や達成感をなかなか味わえないのも、完璧主義者の特徴です。
理想像や目標を設定し、それに向かって努力できるのは素晴らしい特性です。


しかし特徴のひとつめに挙げた、自分に厳しいことが原因で自信につながらないのは、完璧主義者の大きな弊害と言えるでしょう。

失敗に対して臆病になる


自己肯定感の低さから、失敗を恐れるあまり、新しい行動になかなか一歩踏み出すことができません。消極的な選択ばかりを続けていると、自らの成長機会を奪っているかもしれません。

「まずはやってみる」という判断ができずに慎重になりすぎて、新しい仕事に着手するまでに時間がかかる傾向もあるようです。

初手が遅れたために期限までの時間が短くなり、余計に自分を追い込んでしまう可能性も。

柔軟性がない


完璧主義者は期限やルールの遵守を譲らず、頑固な人が多いのも事実です。
特に育児は、想定外の事態に臨機応変に対応することの連続。

「自分ルール」に当てはまらない行動をするお子さんを抑制するのは、至難の業です。予定どおりに物事が進まずあなたはイライラ、お子さんも思い通りに出来ずに泣いてしまう……そんな場面に心当たりありませんか?

もちろんルールは守るべきですし、お子さんにルールを教えるのも親の大事な役目です。しかし、あまりにも柔軟性がないと自分も周囲も疲弊してしまいます。

ストレスをためやすい


過度な負荷を自分自身にかけている完璧主義者は、とてもストレスをためやすいです。
多少のストレスは誰しも抱えているものですが、いつも気が張ってしまう完璧主義の方は、ストレスを感じやすい傾向にあります。


仕事から帰宅後、その日の家事をすべて寝るまでにこなそうとがんばったり、休日にもかかわらず仕事が気になったり…。四六時中、気の休まる暇がなく、そんな毎日が原因で精神的な不調をきたすこともあるので注意が必要です。

完璧主義の手放し方3選

とはいえ、今までの人生で培ってきた生き方・性格でもある完璧主義を、いきなり変えるのは難しいかもしれません。

そこで完璧主義を自覚した上でメリットを活かし、デメリットを見つめ直すことで徐々に手放していきましょう。

ここでは、完璧主義を手放す3つの方法をお伝えします。
一度にすべて変えようとせず、無理なく出来そうだと思えることから試してみてくださいね。


10割じゃなく、8割でOK 


出来ていないことばかりに目を向けるのではなく、すでに出来ている部分に目を向け、自分を認めてあげましょう。

仕事も家事も、達成のみに目を向けずに、まずはその過程をクリアした自分に「よくやった!」と褒めてあげてください。

自分で自分を褒めるのが恥ずかしければ、ごほうび代わりのスイーツなど、自分をねぎらうアイテムを用意するのもいいかもしれませんね。

時間を決める 


つい長時間、根を詰めて作業し続けてしまいがちなのも完璧主義者の特徴。

「あともうちょっとだけ」が長引き、気づいたら深夜……なんてことに、身に覚えがある方もいらっしゃるのでは?

そういう場合は、作業時間をタイマーなどを使い、強制的に区切ってみましょう。
1時間やったらコーヒーを淹れてひと息つくなど、職場でも無理なく出来ることから始めてみてはいかがでしょうか。

人や家電に頼る


同僚や家族はもちろん、家電にも、やってもらえることは頼りましょう。

他人に頼むと、あなたの求めるレベルに達していないこともあるかもしれません。そんなときでも、多少は目を瞑る寛容さをもつことが大切です。ここでも10割じゃなく、8割出来ていればOKの精神で。

すべての仕事を一人で抱えがちな完璧主義者ですが、誰かにその仕事を振ってみたら、意外と問題ないかもしれません。

家電なら、ロボット掃除機や、材料を入れてボタンを押すだけで調理してくれるものまで、今は便利な機械がずらりと家電量販店に並んでいます。

責任感の強さから、お子さんの面倒をなかなか他の人に頼ったり任せたりできないという方もいるかもしれません。それでもたまには、パートナーをはじめ頼れるご家族、もしくはベビーシッターなどに預けて、短時間でも息抜きしましょう。


お住まいの自治体によっては、ベビーシッターや一時預かりのサービスを安価で受けられる可能性もあります。
たまには、誰かに頼ったり甘えたりして肩の力を抜いてみましょう。

完璧主義なあなたが新たな道を探す方法

自分を変えられるのは自分だけ。
でも、なかなか難しいのも事実ですよね。

そんなときは自分を置く環境を変えてみたり、身近な方以外に相談してみたりと、少し視野を広げて考えてみるのもいいかもしれません。

①転職


完璧主義ゆえに仕事のクオリティが高いのは、仕事においてはかなり大きな強みでもあります。

ベターじゃなく常にベストを目指す完璧主義の方は、仕事に対して手を抜かずミスも少なめ。

この強みを活かして、もっとフレキシブルに働ける新しい職場・職種へのキャリアチェンジも視野に入れてみるのも、ひとつの手。

②プロにキャリア相談


転職エージェントにもキャリア相談はできますが、彼らは相談者を転職させることで収益を得ています。そのため、転職することを前提にキャリアのアドバイスをします。

しかし、叶えたいワークライフスタイルなどを勘案すると、転職だけではなく、起業・独立が向いているケースもあるでしょう。

中立的なアドバイスをもらうために、独立系のキャリアコンサルタントなどに相談するのも一つです。

まとめ

完璧主義者のあなたは、仕事でも家事でも、まずはご自身が出来ている部分をしっかり見つめてみてください。

理想像の100点満点にどれだけ近づけたか、減点方式で考えがちな完璧主義者ですが、「ここまでできた」と加点方式で考えるときっと楽になりますよ。

とはいえ、自分の性格を自分の力で変えるのは難しいこと。


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(文:松倉 奈弓 )