column
2024/07/09

共働き夫婦が幸せになるコミュニケーション術とは?4つのポイントを紹介

みなさんは夫婦間でどのくらいコミュニケーションを取っていますか?


共働きの夫婦が自分らしく理想の生き方を叶えるためには、夫婦間で協力し合うことが大切です。そして、そのためには夫婦間のコミュニケーションが欠かせません。


この記事では、よくある共働き夫婦の悩みや幸せになる共働き夫婦のコミュニケーション術をお伝えしていきます。



共働き家庭の推移

まずは、共働き夫婦世帯数の推移を見ていきましょう。

共働き世帯の増加推移とその背景 


引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/backdata/02-01-01-03.html



上の図を見てみると、1980年には614万世帯であった共働き世帯ですが、2022年にはその2倍の1,262万世帯に増加しています。


世帯数を専業主婦世帯と比較すると、1980年には専業主婦世帯が1,114万世帯であり共働き世帯の614万世帯の約2倍でした。1990年代には専業主婦世帯と同水準になり、以降は共働き世帯が専業主婦世帯を上回っています。その差は開き続けており、現在は専業主婦世帯の2倍以上に達していることが分かります。


背景としては、政府や企業が女性活躍を推進していることや、その中でキャリアを積みたい女性が増えたことなどが考えられます。また、夫婦で所得を得ることで経済的な安定を求めることも理由として挙げられます。

共働き夫婦のよくある悩み

近年は家族の形や働き方も多様化しており、過去のように「夫が働き、妻が家庭を守るのが良い」「働くとしても妻は扶養内のパート程度」といった価値観ではなくなってきています。例えば、育休後も時短を使わず、フルタイムでバリバリ働きたい女性も増えています。


共働きは時間の制約も多くなるので、夫婦がお互いに納得する形で暮らしていけることが必須です。ここでは共働き夫婦のよくある悩みを見ていきましょう。 



家事や育児の負担が偏っている

内閣府の資料によると、共働きの妻の家事関連時間は、1日平均391分に対して夫は114分です。分担割合としても妻が77.4%(約8割)と、負担の差は明らかです。(令和3年データ) 


このように偏りが大きいため、妻が夫に対して不満を抱えるケースが多いようです。

引用: 男女共同参画白書 | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)


仕事と家庭の両立に対するストレス

共働き夫婦は、仕事と家事とやるべきことがたくさんあります。終わりが見えないタスクに、焦りや大変さが増してしまいます。ストレスの要因としては、忙しさから起こる夫婦間でのすれ違いや、自分の時間がなく心身を休めることができず疲れが解消しないことが挙げられます。


また、子どもがいる家庭であれば子どもとの時間をゆっくり設けられないことや、子どもの急な体調不良の対応に悩む方も多いようです。仕事のスケジュールを調整したり、仕事以外でも予定どおりにいかない事が増えるため、ストレスを感じてしまいます。


仕事と家庭を両立するためには、夫婦間でコミュニケーションを取りながら、どちらかに負担が集中しないように協力し合いたいものですね。

共働き夫婦はコミュニケーションが大切 

上記のような共働き夫婦のよくある悩みについては、日々のコミュニケーションで解決できることがあります。


積極的にコミュニケーションを取ることを意識する

日々の出来事や自分の考えなどは、コミュニケーションを意識して共有しましょう。共働き夫婦は、休日や勤務時間がバラバラの場合も多く、日常的な会話すらできずに過ごしてしまう方も多いのではないでしょうか。


そうすると、お互いの伝えたいことが伝わっておらず、コミュニケーションエラーを引き起こす可能性が高まります。顔を合わせて伝えること以外にも、事務的な連絡であればメール・アプリなども活用しましょう。


夫婦で「対話」することが重要

夫婦と言っても、価値観や育ってきた環境は違うものです。そこで、そういった違いを感じた時こそ「対話」することが重要になってきます。


「対話」をすることで、お互いの価値観や意見を尊重し納得のいく結論を出すことができます。


人生をともに創る夫婦として、対話時間が増えることで相互理解を深めることができるはずです。夫婦としての関係性も、より豊かなものになるでしょう。

共働き夫婦のコミュニケーション術4つ

ここからは、共働き夫婦が幸せになるコミュニケーション術のポイント4つを説明していきます。



1. 迅速に情報共有する

日頃から迅速に情報共有し、協力し合える環境づくりを心がけましょう。情報は業務連絡だけではなく、お互いの仕事の状況や人間関係、体調や気持ちなどもシェアすることで情報格差を減らせます。


自分の思考のプロセスも都度伝えておくと、急な意思決定と誤解されることもなく揉めることも少なくなるでしょう。 今はさまざまな形で共有できるアプリもありますので、隙間時間に活用し試してみてはいかがでしょうか。


2. 対話できる環境を整える

対話する際は、お互いが安心して自分の考えや気持ちを発言できる環境を確認しましょう。


確認したいことの例

● 対話できる心理的余裕があるのか(仕事の繁忙期や体調など)
● 違う意見を言っても人格を否定されない、関係が悪化しないか
● 直接話す方がいいのか、話すなら家がいいのかカフェなどのお店がいいのか
● メールやLINEの方がいいのか(言語化に時間がかかると伝えておくなど)


対話の際はすぐに結論を出そうとはせずに、ときにはじっくり時間をかけることも必要です。感情的になったり言語化がうまくできなかったりしたなどで中断した場合でも、次はいつ頃に時間を設けるかなど決めておくといいでしょう。


以上のような事柄を確認し、心理的安全性を確保し対話を進めてみましょう。


3. 価値観を押し付けない

上でも説明しましたが、夫婦といえども価値観や考え方は人それぞれ異なります。
意見が分かれてしまう場面では「こうあるべき」と押し付けるのではなく、お互いの価値観を尊重しましょう。


その際は「自分」を主語にして「私は〇〇だと思う。だからあなたに△△してほしい。」と「Iメッセージ」で伝えましょう。自分を軸とした意思表示になり、押し付けられている感じがなくなります。


また、相手から違った意見や価値観を述べられた場合には、「そういった考え方もあるんだね」と、いったん「受け止める」ことを意識しましょう。「受け止める」を積み重ねることで夫婦間の心理的安全性が生まれ、対話しやすい環境につながります。


4. ビジョンを共有する

ビジョンとは「自分たちがどういう家族でいたいのか、キャリアはどうしたいのか」という話や、在りたい姿や目指したい未来に関わる重要なテーマです。


常にやりたいことや注力したいことのすり合わせは必要ですが、もっと深いところである、夫婦の望みや価値観に関する話し合いが大切です。お互いの過去からの現在や未来について話し合い、これからどんな人生を築いていきたいかを共有しましょう。


そうすると相互理解が深まり、日頃の意思決定などの落としどころが見つかりやすくなっていきます。それぞれのビジョンはライフイベントを機に変わっていくこともありますので、定期的に確認していくことが重要です。

まとめ

ここまで、共働き夫婦の幸せになるためのコミュニケーション術についてお伝えしました。充実したキャリアや自己実現のためには、自分自身でどんな人生を歩みたいのかを考えることが大切です。また、それらを夫婦で都度共有し、お互いに協力しあえる関係を作ることが重要です。


「ミアビータ」では、厳選されたキャリアの専門家が40代からの働き方・生き方をサポートしています。夫婦間のコミュニケーションや夫婦の両方が理想のキャリアを築く方法について相談することもできますよ!


無料登録することで、今ならこのような特典が受けられます。



⚫︎ 診断テスト付き!理想の働き方を叶える7ステップ動画プログラム
⚫︎ 初回45分オンラインキャリア相談《特別割引》
⚫︎ 40代から私らしいキャリアを叶える7つのヒントPDF冊子


自分らしい理想の人生を叶えるために、専門家の力を借りてみてはいかがでしょうか。
まずはお気軽にご相談ください。



==============
40代から人生を変える
キャリア創造サービス

✨ミアビータ✨
https://meavita.jp
==============



(文:大橋 祐子)