- column
- 2025/10/16
共働きでも「自分の時間」を諦めない!家庭と仕事の両立の工夫5つ
共働き家庭が当たり前となった今、多くの女性から「仕事も家庭も頑張って両立したい」という声を聞きます。
そんな中、仕事・家事・育児に追われ、自分の時間を確保することが難しいと感じている方も多いようです。
特に30〜40代の働く女性では、毎日が慌ただしく、自分のために使える時間がほとんどないのが現実ではないでしょうか。
しかし、自分の時間を持つことは決して贅沢なことではありません。
心身の健康やキャリアアップ、さらには家族との関係を良好にするためにも欠かせないものです。
本記事では、共働きでも「自分の時間」を上手に確保する方法と、その時間を未来への投資につなげる工夫を紹介します。
- 1. 共働きで「自分の時間」がなくなる理由
- 1.1. 家事・育児・仕事のトリプル負担
- 1.2. 共働き世帯における家事・育児の男女別負担時間
- 1.3. パートナーとの分担の偏り
- 1.4. 「自分の時間=贅沢」という罪悪感
- 1.5. 「頑張りすぎ文化」が拍車をかける
- 2. 自分の時間を持つことの大切さ
- 2.1. 心身の健康とストレスケア
- 2.2. キャリア形成・副業準備に欠かせない
- 2.3. 家庭や人間関係にもプラスの効果
- 3. 共働きでも「自分の時間」を作る具体的な工夫5つ
- 3.1. 家事シェアや外注サービスの活用
- 3.2. パートナーとのコミュニケーション改善
- 3.3. スケジュール管理と隙間時間の活用
- 3.4. やめる勇気と優先順位の整理
- 3.5. 罪悪感を手放し、自分を大切にする
- 4. 生まれた時間を「未来の投資」に変える
- 4.1. 副業や起業準備に使う
- 4.2. キャリアアップにつながる学び
- 4.3. 趣味やリフレッシュも自己投資
- 5. まとめ
共働きで「自分の時間」がなくなる理由
多くの共働き世帯の女性が共通して抱える悩みは「自分の時間を持てない」ことでしょう。
平日は朝から家事や育児に追われ、そのまま仕事へ。帰宅後も夕食の準備、片付け、子どもの宿題や寝かしつけ、翌日の支度…と、息つく間もなく一日が終わってしまいます。
休日も「まとめて家事をする日」になりがちで、気がつけば心も体も休まらない状態に陥ってしまうのです。
家事・育児・仕事のトリプル負担
共働きであっても、家事や育児の多くを女性が担っているケースは少なくありません。
内閣府男女共同参画局の統計でも「家事時間の男女差」は依然として大きく、男性に比べて女性が1日数時間多く家事・育児に費やしていることがわかります。
その結果、仕事と家庭の両方でフル稼働し、自分だけの時間を取る余地が削られてしまいます。
共働き世帯における家事・育児の男女別負担時間

【出展】内閣府男女共同参画局「令和元年度男女共同参画白書」
I-3-10図 6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり,国際比較) | 内閣府男女共同参画局
| 世帯類型 | 夫の家事・育児時間(週平均) | 妻の家事・育児時間(週平均) | 男女差 |
| 共働き世帯(6歳未満の子どもあり) | 約1時間54分 | 約7時間28分 | 約5時間34分 |
| 共働き世帯(6歳未満の子どもなし) | 約1時間30分 | 約3時間30分 | 約2時間 |
| 夫が有業で妻が無業の世帯 | 約1時間30分 | 約9時間00分 | 約7時間30分 |
※上記の時間は、家事・育児に関連する活動の週平均時間を示しています。
パートナーとの分担の偏り
夫婦で「共働き」をしていても、家事・育児の役割分担がうまくいっていないと、女性側の負担が過度に偏ってしまいます。
「言えば手伝ってくれるけど、結局自分が指示役になる」「任せると二度手間になる」という理由で、自分一人で抱え込んでしまう女性も多いのではないでしょうか。
その積み重ねが、やがて「自分時間の消失」につながってしまいます。
「自分の時間=贅沢」という罪悪感
日本の文化的背景として、「女性が家事をするのは当たり前」「母親は常に子ども中心」という価値観が強く残っています。
そのため、「自分のために時間を使うのはワガママなのでは?」という罪悪感を抱いてしまう女性も少なくありません。
その結果、自分1人で抱え込んでしまい、心身の疲れがたまり、かえって家庭や仕事に悪影響を及ぼしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
「頑張りすぎ文化」が拍車をかける
日本社会には「常に頑張り続けるのが美徳」という風潮があります。
仕事では成果を求められ、家庭では「完璧な母」「きちんとした妻」であることを期待される…。
その両方に応えようとするあまり、自分自身の休養や成長に割く時間を削ってしまうのです。
このように、共働き女性が「自分の時間を持てない」背景には、家事・育児・社会的な価値観など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。
だからこそ意識的に「自分の時間」を確保する勇気と工夫が必要なのです。
自分の時間を持つことの大切さ
共働きの忙しい毎日では、自分のための時間を「後回し」にしがちですよね。
しかし、自分の時間を持つことは単なるリフレッシュにとどまらず、心身の健康やキャリア、家庭生活に大きなプラスの影響をもたらします。

心身の健康とストレスケア
日々の緊張や疲れを癒すには、意識的に自分だけの時間を確保することが必要不可欠です。
読書や運動、好きな音楽を聴くなどのひとときが、ストレスを軽減し、気持ちを切り替える助けになります。
自分の時間を持つことで余裕が生まれ、前向きな気持ちで仕事や家事に取り組むことができます。
キャリア形成・副業準備に欠かせない
「学び直し」や「新しいスキル習得」にはまとまった集中できる時間が必要です。
語学、ITスキル、資格取得などはもちろん、副業や起業の準備も、自分の時間をどう確保できるかにかかっています。
限られた時間でもコツコツ積み重ねることで、数年後のキャリアの可能性は大きく広がります。
家庭や人間関係にもプラスの効果
「自分の時間を持つ=家族をおろそかにする」という考えは誤解です。
むしろ、自分に余裕がある人の方がパートナーや子どもに対しても穏やかに接することができます。
自分を大切にすることは、家族の笑顔や家庭の安定にもつながるのです。
自分の時間を持つことは、贅沢でもわがままでもありません。
それは未来への投資であり、周囲をより良くするための基盤です。
共働きでも「自分の時間」を作る具体的な工夫5つ
「自分の時間がない」と感じるのは、多くの共働き世帯に共通する悩みです。
しかし工夫次第で、少しずつでも自分のための時間を生み出すことは可能です。
ここでは、実践しやすい工夫をいくつか紹介します。

家事シェアや外注サービスの活用
まず取り入れたいのが「家事の分担」と「外注化」です。
料理や掃除、洗濯といった家事は、家族全員が使う生活インフラです。
夫婦で公平に分担することはもちろん、家事代行サービスや宅配食材、ロボット掃除機などの家電を活用すれば、大幅に時間を削減できます。
コストをかけることに抵抗を感じるかもしれませんが、「自分時間を買う投資」と捉え、思い切って活用してみましょう。
パートナーとのコミュニケーション改善
「言わなくてもわかってほしい」という気持ちは自然ですが、残念ながらその願いは叶わないことのほうが多いでしょう。
家事や育児のタスクは、見える化しないと不公平感につながります。
タスク管理アプリや、ボード等を使って「誰が・いつ・何をするか」を明確にすると、負担が偏りにくくなります。
また、週末に「今週はどんな風に分担するか」を話し合うだけでも、自分時間の余白を確保しやすくなります。
「自分でやった方が早い」とコミュニケーションを諦めてしまうと、結果として自分の首をしめてしまうことになりかねません。
未来の自分のためと割り切って、パートナーに相談してみましょう。
スケジュール管理と隙間時間の活用
仕事と家庭に追われる日々だからこそ、時間の使い方を意識することが重要です。
たとえば、通勤電車の中で読書や学習をする、子どもが寝てから30分だけ自分の趣味にあてるなど、「隙間時間」を意図的に活用できます。
また、カレンダーに「自分時間」を予定として書き込むのも効果的です。
予めスケジュールを立て、予定化することで、貴重な時間を無意識に削られてしまうのを防げます。
やめる勇気と優先順位の整理
自分の時間を作るには、足し算だけでなく引き算も必要です。
「完璧にやろう」と思うあまり、掃除や料理に時間をかけすぎていませんか?
週に数回は惣菜や冷凍食品に頼ってもいいですし、掃除は「汚れたところだけ」にするなど、必要異常な労力を省くことで時間に余裕が生まれます。
「やらなければならない」と思っていた習慣を見直すと、意外なところで自分の時間を確保できるものです。
罪悪感を手放し、自分を大切にする
自分の時間を確保しようとすると、「家族に悪いのでは」と感じる人も多いでしょう。
しかし、自分が疲れ切っていては、家庭も仕事も良い方向には進みません。
リフレッシュや学びのために時間を使うことは、家族や職場への還元にもつながります。
罪悪感ではなく「私が元気でいるために必要な時間」と前向きに捉えることが大切です。
このように、自分時間は「偶然できるもの」ではなく、「意識して作り出すもの」です。
最初から長時間を確保するのは難しくても、1日15分からでも取り組めば、その積み重ねがやがて大きな違いとなります。
生まれた時間を「未来の投資」に変える
自分の時間を確保できたら、その時間をどのように使うかが大切です。
ただ休むだけではなく、未来をより豊かにする「投資の時間」に変えることで、仕事も家庭も充実度が増していきます。
副業や起業準備に使う
働き方の多様化が進む今、副業や起業を考える女性も増えています。
ブログ運営やオンライン販売、スキルを生かしたフリーランスなど、選択肢は様々です。
その一歩を踏み出すためには、情報収集やスキルの習得に時間を使うことが欠かせません。
毎日30分でも副業や起業に関する学びを積み重ねることで、数年後には新しいキャリアの形が実現する可能性が高まります。
キャリアアップにつながる学び
「自分時間」をキャリア形成にあてるのも効果的です。
語学学習、プログラミング、資格取得など、将来の仕事に役立つスキルを磨けば、社内での評価向上や転職のチャンスにもつながります。
また、業界の勉強会やセミナーに参加するのもおすすめです。
自分自身の市場価値を高めることは、将来の安心感や選択肢の広がりをもたらします。
趣味やリフレッシュも自己投資
未来のためといっても、学びや仕事だけに偏る必要はありません。
趣味や旅行、運動など、自分をリフレッシュさせる時間も立派な投資です。
心が満たされる体験は、創造力や発想力を高め、結果的に仕事やプライベートにも良い影響を与えます。
「楽しい」と思える時間を積極的に取り入れることで、人生全体の満足度が上がります。
確保した時間を「消費」で終わらせるのではなく、「投資」として活かすこと。
それが共働き女性にとって、自分らしい働き方と家庭の両立を可能にする大きな鍵となります。
まとめ
共働き家庭において「自分の時間がない」と感じるのは自然なことです。
しかし、その背景には家事・育児の偏りや社会的な価値観があり、意識的に工夫しなければ時間は生まれません。
だからこそ、家事の外注や分担、スケジュール管理、優先順位の見直しなど、小さな工夫が大切になります。
そして確保した時間は、ただの休息ではなく「未来の投資」として活かすこともできます。
また、副業や起業準備、スキルアップ、趣味やリフレッシュなど、自分を成長させる使い方をすることで、仕事も家庭もより充実するでしょう。
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自分の時間を持つことは贅沢ではなく、自分らしく生きるための基盤です。今日からできる小さな工夫で、自分の未来と家族の笑顔を広げていきましょう。
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(文:松原優)



