column
2025/11/20

40代で考える「ライフシフト」とは?人生100年時代に備えるキャリア創り

人生100年時代という言葉をよく聞くようになりました。

40代は人生の中間地点、あるいはそれを少し過ぎたあたりといえます。あなたは100歳まで生きることを想定して人生プランを考えていますか?

変化が激しい時代を豊かに生きるためには「ライフシフト=新しい人生の戦略」が大切です。

この記事では、「ライフシフト」のメリット・デメリット、ライフシフトのタイミングやステップについて具体的にご紹介します。

ライフシフトとは?


「ライフシフト」とは、長寿化の進行により、人生の節々で多様な選択を可能にする「マルチステージ人生」へ、生き方を変えるということです。

これまで「教育 → 職業 →定年(=引退)」というモデルに近い人生設計をしてきた方が多いのではないでしょうか。しかし、平均寿命の伸び、働き方の変化、ライフスタイルの多様化により、もはや「3ステージ型人生」は時代遅れになりつつあります。

人生80年時代と言われてきた今までは、定年退職後の20年は悠々自適な年金暮らしが理想でしたが、100年時代となると新しい生き方を模索しなくてはならないのかもしれません。働く期間・学ぶ期間・変化する期間もこれまで以上に長くなる可能性があります。

40代は、これからの数十年を「どう生きるか」本気で考えるのにふさわしい“切り替えポイント”と言えます。

40代のライフシフトの主なメリット3つ

20~30代の「挑戦」でもなく、50~60代の「安定」でもない。
40代は「経験」と「自由」を掛け合わせた「自分らしい人生」を再構築できる柔軟で力強い年代ともいえます。

40代のライフシフトの主なメリットを挙げてみましょう。

経験と行動力から現実的に変えられる

40代は20~30代の頃よりも経験と判断力があり、まだ体力や柔軟性があります。リスクを見極めつつも行動できる世代です。

自分の得意・不得意が明確になるので、無謀な戦略ではなく、実現可能なことを想定した戦略をもとに行動することができます。

また40代のライフシフトは「自分のため」だけでなく「誰かのモデル」にもなります。経験を後輩や子どもに伝えることができ、「変わってもいい」という姿を見せると、周囲に希望を与えることもできるでしょう。

自分軸を持った選択ができる

「社会や他人の期待」を軸に生きてきた20~30代を経て、40代になり「自分が何を大切にしたいのか」がわかってくる人も多いでしょう。

他人の目よりも自分の満足を基準にすることで、役職や肩書ではなく納得のいく生きかたを選べます。

心の成熟による安心感がある

40代になると、物事を広い視野で見られるようになります。これは人生を豊かに味わう上で、大きな武器となるでしょう。

若いころに感じた「焦り」や「比較」から自由になり、感情に流されることなく、安心感を持って自分の選択ができます。

40代のライフシフトの主なデメリット3つ

「ライフシフト」というと前向きな変化として捉えられますが、40代だからこその難しさやリスクも確かにあります。

でも大事なのは「デメリットを避ける」ことではなく、それを理解した上でどう対処し工夫していくかではないでしょうか。

40代ライフシフトの主なデメリットについても考えてみましょう。

経済的リスクが大きい

40代は住宅ローン、教育費、老後資金など、出費のピークにあたる年代です。
転職や独立、収入減などの変化は家計に直接響きます。

新しい仕事に慣れるまで収入がない期間が生まれることで、安定した収入が減るリスクがあります。そういったリスクに対して、家族の理解が得にくい場合もあるかもしれません。

時間とエネルギーの制約がある

40代は「やりたいこと」よりも「やるべきこと」に追われがちになり、新しい挑戦に使える時間が少なくなります。

子育てや介護で自分の時間が確保しにくいという現実もあり、家族など周囲の理解が得られないと、孤独感や不安を感じやすくなります。

健康・体力面の不安がある

学び直しや新しい仕事へ適応していくには体力や集中力が必要です。

自分の選択が間違っていないかと悩んだり、若い世代のスピードについていけず、結果が出るまで時間がかかることもあるでしょう。

ストレスや生活リズムの変化が健康に影響したり、体力的な不安から新しいことへの挑戦にブレーキをかけてしまうこともあります。

40代が迎える「ライフシフト」のタイミングとは?


「自分は何のためにこの仕事をしているんだろう?」
「もし今の仕事を辞めたら、自分には何が残る?」
「今の生き方に満足している?」

このような問いが生まれたときは、“人生のギアチェンジ=ライフシフトのタイミング”かもしれません。

仕事にやりがいや成長を感じない

これまで積み上げてきた仕事にやりがいや成長を感じなくなったり、キャリアの天井や限界を感じ始めます。

「このまま定年まで同じ仕事を続けるのか?」
「今の仕事にこのままずっと満足できるのか?」を自分に問い直すこともあるでしょう。

組織の中での役割や昇進よりも、組織に依存せず、やりがいなどの「自分らしい働き方」を求めるようになります。

家族やプライベートの環境が変化する

子どもの成長や独立によって、自分の時間が戻ってきたり、親の介護など新たな家庭の役割が発生することもあります。

自分の時間に限りがあることを実感し、「もう一度自分の人生に時間を使いたい」と感じるようになります。

健康や体力の衰えを実感する

身体の不調や検診の結果から生活習慣の見直しを促されることもあります。
疲れが取れにくいなど身体の変化が顕著に表れ、精神的な疲弊やモチベーションの低下も生まれやすいでしょう。

40代は「若さだけでなんとかなる」時期を過ぎつつあり、意識的に手を打ちながら、「健康寿命をどう延ばすか」が重要なテーマになってきます。

価値観の変化を感じる

お金や地位よりも「心の充実」「つながり」「自由」を重視するようになります。

「本当に大切にしたいことは何か?」という問いに向き合い、若いころにあきらめた夢や趣味を再び追いかけたくなることもあるかもしれません。

40代ライフシフトのステップ

最後に、40代でライフシフトするための具体的なステップについて説明します。

自己の棚卸しをする

これまで積んできた経験やスキルを改めて棚卸し、これから先も通用する価値に変換していくことが重要です。
まずは焦らずに今の自分の立ち位置を冷静に整理しましょう。

自分の価値観、好きなこと、キャリア、体力、資産、興味関心などを言語化し、これまで培ってきた強み・経験・ネットワークを自分の資産としてどう活かせるかを考えていくとよいでしょう。

将来設計とお金を見直す

「80歳までどう働きたいか」「何をやりたいか」「どんな人間関係を持ちたいか」を具体的にイメージしましょう。憧れる生き方や働き方をリストアップしてもよいでしょう。

そこから、今後10年、20年でどんなステージを想定できるかを考えます。職業の前にどんな人生を送りたいかのライフのビジョンを描くことが大切です。

働き方、学び方、生き方の組み合わせをこれまで通りではなく、未来を見据えて逆算して考えてみます。

リソース(学び、人脈など)を整える

40代のライフシフトではこれまで積んできた経験・人脈・知識がある程度まとまっており、ゼロからではない再スタートが可能です。

家庭や生活も一定の安定を得ている方が多く、時間・エネルギーを次のステージに振り向けやすいでしょう。

学び直し(大学院、資格取得、オンラインスクール)をしたり、新しい趣味や人間関係を築いたりすることで、信頼できる仲間やメンターとつながりを持つこともできるかもしれません。

ライフスタイルを見直す

都市部から地方へ住まいを移すことも考えられます。

ミニマルライフやサステナブルな暮らしへの関心が生まれたり、新しい働き方としてリモートワークやフリーランスなどの選択肢も生まれます。

自由な働き方を選択することで、家族との時間を重視した働き方に変更できるかもしれません。

キャリアシフトする

いきなり大きく変えるのではなく、小さく試していくことがコツです。

例えば、中間管理職から専門職への転換を希望する、副業や複業、フリーランスの道を模索していくなど、徐々にキャリアをシフトしていくのがよいでしょう。

40代は選び直しにちょうどよい世代

小さくてもよいので「変える・始める」ことを進めていきましょう。

例えば、新しい学び、スキル、ネットワーク作りなど、今からできることを焦らず、でも動き出すのが大切です。この瞬間から、ほんの少しだけ立ち止まって 自分の人生について問い直してみませんか?

それが、100年時代を生き抜き、豊かに暮らすための第一歩です。


「ミアビータ」では、厳選された専門家が40代からの働き方・生き方をサポートしています。
現在、ミアビータに無料登録いただくと

・診断テスト付き!理想の働き方を叶える7ステップ動画プログラム
・ミアビータ無料体験会にご招待
・40代から私らしいキャリアを叶える7つのヒントPDF冊子


など、40代から人生を変える5大特典が受けられます。


ライフシフトに興味があっても、自分では何から手をつければいいかわからない人もいらっしゃると思います。ぜひミアビータで、キャリア・お金の使い方・時間の使い方などを学んでくださいね。



==============
40代から人生を変える
キャリア創造サービス

✨ミアビータ✨
https://meavita.jp
==============

(文:高瀬ちはる)