- column
- 2020/06/24
副業、複業、起業、独立!? あなたにとってベストな働き方は??
コロナ渦の中で、『収入の柱を増やさなければ』『もう満員電車に乗りたくない』『働き方を変えたい』と思った方も多いのではないでしょうか。
けれど、『一体、何から始めたらいいのだろう。』と立ち止まってしまった方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新しい働き方の選択肢として考えられる副業・複業・起業・独立の中で自分にとってベストな働き方を見つけるための3つのポイントについてお届けします。
副業、複業、起業、独立の違いは?
ベストな働き方を見つけるにあたって、まずは、副業・複業・起業・独立、それぞれの違いについて確認していきましょう。
<副業と複業>
副業と複業、どちらも読み方は同じ「ふくぎょう」ですが、働き方には違いがあります。
副業は、メインになる本業があった上で、さらにサブの仕事として主にプラスアルファの収入を目的に行う働き方のことを指します。
一方、複業は、メイン・サブという序列をつけるのではなく、複数の仕事を掛け持ちしながら「どれも本業」として仕事をする働き方を指します。
さらに、副業と複業とでは、目的にも違いがみられることがほとんどです。 副業は、収入を増やすために本業とは別に働く方が多くみられる一方、複業をする方の多くが「自由な働き方を求めて」や「自分自身のスキルアップや経験を増やすため」に複業という働き方を選択していることが多いのが特徴です。
<起業と独立>
起業(きぎょう)とは、何らかの事業を起こすことをいい、昨今は特にベンチャービジネスで使われ、従来にない新しい事業を興すという意味合いになっています。その担い手は起業家(アントレプレナー)と呼ばれますよね。
一方、独立(どくりつ)とは、自分の力で生計を営むこと、自分で事業を営むこと、他からの束縛や支配を受けないで自分の意思で行動すること。そういう状態になることなどを指します。「サラリーマンを辞めて独立した」というのは、企業・組織から束縛、支配を受けないようになったということであって、「起業」とは違います。
ちなみに、開業(かいぎょう)とは、新しく事業や商売を始めること、また事業や商売をしていることをいいます。これは、起業とは異なり、事業や商売を継続しているという意味合いも含まれます。事業面では既存ビジネスであることが多く、医師や弁護士、司法書士や税理士など、何らかの資格や技能などを持った人が、自分のクリニックや事務所などを開く場合に使われることが多いです。
いかがでしょう。それぞれのイメージが湧きましたか?
ベストな働き方をみつけるための3つのポイント
では、ここから副業・複業・起業・独立の中で自分にとってベストな働き方を見つけるための3つのポイントについてみていきましょう。
1.人生をトータルで考える
仕事は人生においてとても重要なものである一方、人生の一部でもあります。
働き方を考えるにあたっては、仕事だけでなく人生をトータルで考えてみる。
どんな環境で、どんな服を着て、どんな人たちと毎日を送りたいのか。
家族や子供とどう過ごしたいのか。
人生を豊かにしてくれる趣味や楽しいことは?
理想のボディや健康状態は?
どんな学びや経験をしたいのか?
どんな気持ちで人生を送りたいのか。
など、人生というものを多角的にトータルで考えた上で
どんな働き方が自分にとってベストなのかを考えてみましょう。
2. 経済状況
あなたは今、収入がなくなったとしたら何ヶ月生活していけますか?
ビジネスの内容によっても差はありますが、起業をするとなると初期費用がかかったり、ビジネスが軌道に乗るまでに時間がかかるのも事実です。
ビジョンや想いを持って独立・起業したものの、資金不足やお金への心配から、目先の売上のための仕事に追われるというケースも多くあります。
ベストな働き方を選択する上では、貯蓄やサポート体制なども含めた現在の経済状況も忘れてはいけません。
3.性格
起業はゼロから新しい事業を生み出していくため、常にチャレンジし続けるマインドや行動力が必要とされ、うまくいかなかった時にも乗り切る力が問われます。
さまざまな人や仕事に携わることでエネルギーが湧く人もいれば、
一つのことをとことん突き詰めていくことにエネルギーを発揮する人もいます。
先行きが見えない、生活が安定しないことにストレスや不安を感じたりする人もいれば、どうなるかわからないからこそワクワクしてモチベーションの上がる人もいます。
あなたは、どんな状況において一番力を発揮しますか?
あなたは、どんな状況に不安を感じますか?
自分の性格に合わない働き方を選択してしまうと、途中で気持ちが折れてしまったり、続けることができずに立ち止まってしまうということにもなりかねません。
ぜひ改めて自分の性格がどうか、過去を振り返りながら考えてみてください。
いかがでしたでしょうか。
自分にとってベストな働き方を見つけるための参考になったら嬉しいです。
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文 / 中安加織