- column
- 2022/07/27
会社員からママ起業へ。メリットやデメリット、やるべきこととは?
「仕事と育児の両立が難しい。」
「育休から復帰したけど、仕事にやりがいを感じなくなった。」
ということはありませんか?
会社員として働きながら、育児や家事をするのは大変ですよね。
しかし、「ママ起業」なら隙間時間に働いたり、急な子どもの体調不良にも対応しやすくなります。Zoomなどを活用したオンラインで完結する仕事が増え、自宅で働くことができるからです。
今回は、会社員からママ起業する時のメリットやデメリット、やるべきことをお伝えします。
- 1. ママ起業が増えている理由
- 1.1. ①SNSの普及
- 1.2. ②働き方の多様化
- 1.3. ③オンラインの普及
- 2. ママが会社員として働く障壁
- 2.1. ■保活
- 2.2. ■小1の壁
- 2.3. ■マミートラック
- 3. ママ起業のメリット
- 3.1. ①好きなことが仕事にできる
- 3.2. ②家事や育児の隙間時間に仕事できる
- 3.3. ③子どもの体調不良に対応しやすい
- 4. ママ起業のデメリット
- 4.1. ①体調が悪くても、代わりがいない
- 4.2. ②金銭面での不安がある
- 4.3. ③責任はすべて自分
- 5. ママ起業したい人がやるべきこと
- 5.1. ■理想の働き方を明確にする
- 5.2. ■どのような仕事をするか決める
- 6. ママ起業の始め方
- 6.1. ■個人事業主か法人か決める
- 6.2. ■資金調達を考える
- 7. ママ起業におすすめの仕事
- 7.1. ①Webライター
- 7.2. ②自宅サロンの開業
- 7.3. ③オンラインでサービス販売
- 8. まとめ
ママ起業が増えている理由
数年前まで、ママ起業している人はごくわずかでしたが、最近では会社員からママ起業する人が増えています。なぜ会社員のキャリアではなく起業という道を選ぶのでしょうか?
①SNSの普及
TwitterやInstagramなどのSNSをする人が増えたことも、ママ起業が増えた理由のひとつでしょう。なぜなら、SNSを通して多くの情報を知れるようになったからです。
身近にママ起業をしている人がいなければ、ママ起業について興味すらわかないでしょう。しかし、SNSには子育てや家事をしながら起業しているママがたくさん発信しているので、起業に関する知識を知ることができるのです。
特別な人しか起業できないと思っていた場合でも、自分と同じような境遇の人を知ることで「私にもできるかもしれない!」と感じるのでしょう。実際に、SNSでフォローしている人をロールモデルに、起業したママもいます。
このように、SNSで多くの情報を知れるようになったのが、ママ起業が増えている理由のひとつです。
②働き方の多様化
さまざまな働き方が広がったことで、ママ起業が始めやすくなりました。大きな理由は、終身雇用崩壊といわれ、副業を認める企業が増えてきたからです。
会社員を辞めて、いきなり起業となるとハードルが高く、なかなか一歩を踏み出せなかった人がいるかもしれません。しかし、副業からはじめ、軌道に乗ってから本業にすることができるので、リスクを減らせるようになりました。
そのため起業へのハードルが低くなり、ママ起業にチャレンジする人が増えたのでしょう。
③オンラインの普及
オンラインが普及したことも、ママ起業が増えている理由のひとつになります。なぜならパソコンを使いネットに繋げば、場所や時間に関係なく仕事ができるからです。
たとえば子どもが寝ている間に、ハンドメイド雑貨をネットショップに出品することも可能。また、得意なことを活かして、英語やヨガなどのオンラインレッスンを始めることもできます。
そして自宅で仕事ができれば通勤時間がなくなるので、その分の時間を有効活用できるでしょう。
また、オンラインメインで起業すれば、日本全国から集客できるのも魅力です。SNSなどを活用して上手く集客できれば売上を大きく伸ばすことも可能。オンラインの普及は、ママ起業家にとって追い風といえるでしょう。
ママが会社員として働く障壁
ママが会社員として働いていると、様々な悩みが出てくるでしょう。どのような理由が障壁になるのかお伝えします。
■保活
子どもを保育園に入れる活動である「保活」は、ママが会社員として働くうえで悩みの種になることがあります。理由は待機児童数が多く、職場復帰できないからです。
厚生労働省によると、待機児童調査開始以来3年連続で最少となるものの、まだ待機児童がいるのが現状です。「頑張って働くぞ!」と思っていた矢先、保育園に入れず、会社を辞めるというママも多いのです。
参照:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000840529.pdf
■小1の壁
ママが会社員として働いていると「小1の壁」という問題をかかえることがあります。「小1の壁」とは、子どもが小学生になると保育園に預けていたときより、仕事と育児のバランスが取りにくくなることです。
実際に、小学校は下校時刻が早くなったり、行事やPTAなどの集まりが増えたりすることがあります。そうすると会社に遅刻や早退をしたり、有休を使い切ってしまったり、仕事がしにくい場合があるのです。
そのため、育児に使う時間が増え、仕事とのバランスが取りにくくなるのでしょう。
■マミートラック
ママが会社員として働く上で、「マミートラック」が悩みの原因になることがあります。「マミートラック」とは産休や育休から職場復帰しても、出世コースから外れてしまい、やりがいが損なわれることです。
子育て中のママは、子どもの行事や病気などで会社を休むことが多いでしょう。そのため本人の意思とは関係なく、責任が軽い業務を任せられることがあるのです。
仕事へのモチベーションが下がってしまうと「この会社で働かなくてもいいのでは……。」と考え、退職するケースもあるようです。
ママ起業のメリット
ママ起業には、会社員として働くときと違ったメリットがあります。どのような働き方ができるのかご紹介します。
①好きなことが仕事にできる
ママ起業のメリットは、好きなことが仕事にできる点です。自分の好きなことであれば努力することも苦になりません。好きなことで人の役に立つことができれば一石二鳥。
会社員だと、「本当はやりたくないけど、仕事だからやらなければいけない。」ということもでてきます。しかし、好きなことで起業すれば、自分のやりたいことに専念できるのは魅力です。
②家事や育児の隙間時間に仕事できる
ママ起業をすれば、家事や育児の隙間時間に仕事をすることも可能です。オンラインで完結する仕事が多くなっているので、自宅にいても仕事ができるからです。
例えば子どもの起床前や就寝後に仕事をしたり、家事がひと段落してから仕事をしたりと好きな時間に働けます。
子どもが帰ってきた時に家で「おかえり」と言いたくて、会社員卒業を選ぶママも多いです。ママ起業は隙間時間をうまく活用して仕事ができるので、仕事も育児も欲張りたい方におすすめです。
③子どもの体調不良に対応しやすい
子どもが体調不良のときに、仕事のスケジュール調整をしやすいのもママ起業のメリットでしょう。今日できなかった仕事を明日にまわしたり、子どもが寝ている間に仕事をしたり、柔軟に対応することが可能だからです。
会社員だと「何度も休んでしまって、有給を使い切ってしまった。」「仕事の代わりをお願いしにくい……」ということもあると思います。しかし、起業すれば都合に合わせてスケジュール調整が可能です。
自分でスケジュールをコントロールしやすくなるのは、働く上でのストレス軽減にも繋がります。
ママ起業のデメリット
ママ起業にはメリットの反面、大変なこともあります。あらかじめデメリットも確認しておきましょう。
①体調が悪くても、代わりがいない
ママ起業のデメリットは、体調が悪くても仕事を代わってくれる人がいないことです。会社員だと体調が悪くても休んだり、職場の人がフォローしてくれたりしますが、起業をしたらそういうわけにはいきません。
「大事な仕事の前に体調を崩してしまった。」「入院しなくてはいけなくなった。」といったことになると、仕事がなくなることにもつながりかねません。そのため、しっかりと体調を整えるなど、自己管理が大切になるのです。
②金銭面での不安がある
ママ起業をすると、金銭面で不安に感じることもあるかもしれません。理由は、会社員のように毎月安定した給料やボーナスがないからです。
つまり、全ては仕事の業績次第。売上が安定しないと、収入が少ないこともあるでしょう。その一方、自分の頑張り次第で会社員のときよりも、多くの収入を得ることも可能です。
大切なのは、金銭面で不安にならないように、事業を計画的に進めることです。
③責任はすべて自分
ママ起業をすると、責任は全て自分が取ることになります。なぜなら、助けてくれる上司や同僚がいないからです。すべて自分で考え、対処しなければなりません。
会社員の場合、失敗したらお客様や取引先に上司が一緒に謝罪してくれることもあるでしょう。なにか業務で分からないことがあれば、すぐに確認できます。しかし、起業したら責任はすべて自分で取る必要があります。
その分「すべて自分でできた!」というやりがいや達成感を得られるでしょう。
ママ起業したい人がやるべきこと
ここでは、「起業したいけど、何から始めればいいのか分からない。」という方に、まずやるべきことをお伝えします。
■理想の働き方を明確にする
ママ起業したい人は、どのような働き方をしたいか明確にしましょう。理由はひとつ、会社員として働いていた時の障害を改善しなければいけないからです。そこをクリアしなければ、ママ起業するメリットがありません。
たとえば「子どもを優先できるよう、余裕のある働き方がしたい。」「会社員のときにできなかった裁量のある働き方がしたい。」などがあります。自分がしたい働き方が明確になっていれば、理想の働き方に近づく行動ができるでしょう。
■どのような仕事をするか決める
ママ起業したい人は、どのような仕事を始めるか決めましょう。まず、好きなことや得意なことを棚卸しして、仕事にできそうなことや人の役に立ちそうなことを洗い出します。また、今まで働いてきた経験を活かせる仕事もあるでしょう。
具体的には、絵を描くのが得意な人はクラウドソーシングで似顔絵を販売したり、ヨガ講師をしている人はSNSで集客してオンラインでヨガレッスンを始めたりできるでしょう。大切なのは、自分ができることで、人に求められるような仕事をすることです。
ママ起業の始め方
ママ起業といっても形態はさまざまです。起業の始め方を知り、計画的に行動しましょう。
■個人事業主か法人か決める
ママ起業を始めるには、まず事業計画を考えましょう。起業には、個人事業主と法人の二つの方法があります。個人事業主は、個人が独立して起業を営むことで、手続きが比較的簡単です。
法人は、会社を設立することで社会的信用が大きくなりますが、登記が必要になるなど手続きが複雑です。自分の始めたい仕事は、どちらの方法が良いか決めましょう。
■資金調達を考える
ママ起業を始めるには、資金をどうするか考える必要があります。個人事業主の場合、スキルを売るような業種であれば数万円から始めることが可能です。しかし、カフェ経営など店舗を構えるような仕事になると数百万円必要な場合があります。
そして法人の場合は、法定費用など最低でも数十万円必要です。自己資金で足りないときは、融資を受ける必要があり、事業立ち上げに必要な情報をまとめた「事業計画書」を作ることになります。
このようにママ起業を始めるには、資金調達について考える必要があるのです。
ママ起業におすすめの仕事
ここではママ起業向きで、誰でも始めやすい仕事を紹介します。
①Webライター
ママ起業におすすめなのが、Webライターです。Webライターとは、Webサイトに載せる記事を書く仕事のこと。パソコンがあれば、自宅で隙間時間を活用して仕事ができます。
また今まで仕事で得たことや、趣味などを記事にすることができるので、経験やスキルを活かすことができます。したがってWebライターは、ママ起業に向いているのです。
②自宅サロンの開業
自宅サロンの開業は、ママ起業におすすめです。なぜなら、好きなことや特技を活かして、自宅で働けるからです。
たとえば、資格を活かしてネイルサロンを始めたり、ベビーマッサージ教室を開くこともできるでしょう。自宅なら移動時間も必要ありませんし、子どもが保育園や学校にいる間に働くこともできます。
③オンラインでサービス販売
オンラインの普及により、オンラインで学んだりカウンセリングを受けることが一般的になりました。例えば、ヨガやバランスボールのレッスンを提供したり、キャリアや子育ての相談にのったりなど、自分の得意分野や経験を活かしたサービスを提供することができます。
まとめ
起業は特別な人だけではなく、会社員のママでもチャレンジすることができます。そして、ママ起業は、会社員として働くよりも育児や家事とバランスを取りながら働くことが可能です。一度きりの人生、自分の理想の働き方に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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(文:向井智美)