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- 2026/03/24
40代「介護と仕事の両立」を諦めない働き方
40代を迎え、仕事も家庭も充実していると感じていた矢先、突然「親の介護」という現実に直面することがあります。仕事と介護を両立する人は「ビジネスケアラー」と呼ばれ、近年その数は急増しています。
*経済産業省の試算によると、2030年には約318万人に達すると予測されており、多くの人にとって、ある日突然直面するかもしれない身近な出来事でもあるのです。
実際にそのような現実に直面したら、
「介護と仕事を両立できるのか?」
「自分の時間はもうなくなってしまうのだろうか?」
そんな不安を感じる方も多いでしょう。
でも親が介護が必要になったからと言って、必ずしも仕事を辞める必要はありません。
この記事では、そのための具体的なステップや、自分を犠牲にしないためのヒントをお伝えします。
*参照:経済産業省 | 仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドラインよりhttps://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/main_20240326.pdf
- 1. 40代で介護と仕事の両立が難しくなる背景
- 1.1. 責任が重なりやすい時期であること
- 1.2. 時間の制約とやりくりが難しくなる
- 1.3. 精神的な負担が積み重なってゆく
- 2. 介護離職という選択を急がないために
- 2.1. 収入と将来設計への影響
- 2.2. キャリアが途切れるということ
- 2.3. 「他に方法がない」と思いこむ前に
- 3. 40代の介護と仕事の両立は「働き方を整える」ことから
- 3.1. 社会的制度を知り、活用できる支援に頼る
- 3.2. 働く時間を整え、役割を見直す
- 3.3. 何を優先するかを改めて整理する
- 4. 働き方を整えるために、今できる3つの行動
- 4.1. 現状の時間と負担を棚卸しする
- 4.2. 家族と役割をあらためて話し合う
- 4.3. 外部サポートやサービスの活用
- 5. まとめ
- 6. その他の関連記事はこちら
40代で介護と仕事の両立が難しくなる背景

40代は、ライフキャリアにおいて重要なフェーズです。
それと同時に親が高齢になり、介護について考え始める、そんな時期でもあります。
仕事との両立を考えたときに、身体面の負担だけでなく、精神的な負担も積み重なりやすい状況でもあるのです。
責任が重なりやすい時期であること
仕事を続けてきた40代にとっては、職場ではすでに中核を担う存在となり、責任のあるポジションに就いている、そんな方も少なくないでしょう。
また、家庭では思春期や受験期の子どもを抱えて、メンタルや体調面を気遣う人も多いのではないでしょうか。
さらに親世代が高齢期を迎え、子ども世代の40代が医療や介護のサポートを求められるケースも増えていきます。
仕事と家庭に加えて、介護でも求められる責任が重くなることで、より一層働く40代の負担が大きくなっていると考えられます。
時間の制約とやりくりが難しくなる
介護が始まった場合、通院の付き添いやケアマネージャーとの打ち合わせなど、これまでには無かった予定が増えることになります。
また、仕事はある程度計画通りに進めることができますが、介護は予測通りにいかないことも。
急な呼び出しや体調の変化に対応する中で、時間のやりくりが難しくなり、精神的な余裕も失ってしまうことがあります。
時間の制約はもちろんですが、「いつ何が起きるか分からない」という不確実性が、仕事との両立をより難しくしているのです。
精神的な負担が積み重なってゆく
介護と仕事の両立では、身体面以上に、気持ちの負担が大きくなることがあります。
「職場に迷惑をかけているのではないか?」という引け目や、予定通りに物事が進まないもどかしさ、自分のことが常に後回しになる、など、様々な原因が考えられます。
これらは周囲に見えにくい葛藤であることも多く、分かってもらえないというジレンマによって介護者のメンタルは限界を迎えてしまいます。
その結果、もう仕事をやめるしかない、つまりは「介護離職」という選択肢を考えてしまうのです。
介護離職という選択を急がないために

介護と仕事の両立に悩んだとき、誰しもいちどは「仕事を辞めたほうが楽になるのでは」と感じることがあるでしょう。
ただ、離職という決断をする前に、いちど立ち止まって慎重に考えることが大切です。
収入と将来設計への影響
離職は収入の減少だけでなく、将来の資産形成や計画にも大きな影響を与えます。
特に40代は働き盛り。これからまだ働くことができるはずの年代です。
離職によって”時間の余裕が生まれる”という視点で考えると、そこに安心感を感じるのは当然のことです。
しかし、長期的に考えたときに、ここでキャリアを中断することは、慎重にならなければいけません。
キャリアが途切れるということ
いったん現在の仕事から離れてしまうと、再び同じ条件で復帰することは難しくなるケースがあります。たとえ経験や専門性を持っていたとしても、ブランクがハードルになってしまうのです。
もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、キャリアをどう保っていくのかという視点も、離職を考えるうえで大切なポイントになります。
「他に方法がない」と思いこむ前に
仕事と介護の両立が限界に近づいてしまうと思い詰めてしまいがち。
「続けるか、辞めるか」の二択で考えてしまうことがあるでしょう。
しかし実際には、
・働き方を調整する
・役割を見直す
・支援を増やす
など、いくつかの選択肢が存在します。
離職もその一つの選択ではありますが、それが唯一の答えではないのです。
まずは「辞める」以外の可能性を、丁寧に見直してみることが、後悔のない選択に繋がるはずです。
次の章で詳しく見ていきましょう。
40代の介護と仕事の両立は「働き方を整える」ことから

仕事と介護を両立しながら働き続けることは、簡単ではないことも、また事実です。
そのようなときに考えたいのが、働き方そのものを整えるという視点です。
いまの働き方そのままを維持する形での両立は難しくても、制度や支援、働き方を少しずつ調整することで、仕事を続ける道筋が見えてくることもあります。
40代の介護と仕事の両立を考えるうえで重要になる「働き方を整える」という考え方を確認してみましょう。
社会的制度を知り、活用できる支援に頼る
介護と仕事の両立を現実的なものにするためには、いま存在している「制度」を正しく知ることが出発点になります。
介護休業や時短勤務、フレックスタイム制度、在宅勤務など、会社によって利用できる制度は異なります。全てを利用しなくても、選択肢として把握しておくことで、状況に応じて柔軟に調整することもできるでしょう。
特に介護休業は『自分が介護するため』ではなく、『介護の体制を整えるため』に使うもの。
何も知らずに我慢を続けるより、自分にも使える制度を見つけることで、仕事を継続する可能性も高まります。
働く時間を整え、役割を見直す
フルタイムを維持することだけが正解とは限りません。
一定期間、業務量を調整する、役割を変更するなど、柔軟な対応が可能な場合もあります。
40代は、これまでの経験や専門性が蓄積されている世代。
働く時間や、業務量を少し減らしても、成果を出せる働き方が見つかることもあるのではないでしょうか。
何を優先するかを改めて整理する
すべてを同じ基準で守ろうとすると、負担は大きくなる一方です。
収入、時間、やりがい、家族との関係。それぞれの優先順位を一度整理してみてはいかがでしょうか。
今は何を重視するのか、その判断は「これだけ」と決めるのではなく、状況に応じて柔軟に変えても良いものです。優先順位を明確にすると、選択に納得できるようになります。
働き方を整えるために、今できる3つの行動

環境や働き方を整えるために、まず現状を整理し、できることから少しずつ見直していくことから始めてみましょう。
ここでは、すぐに取り組める「3つの行動」をご紹介します。
現状の時間と負担を棚卸しする
まずは、1週間の時間の使い方を書き出してみることから始めてみましょう。
仕事、介護、家事、それぞれにどれだけ時間とエネルギーを使っているかを可視化します。
また、キャリアや働き方について整理してみると、どこに調整の余地があるのか見えてくるでしょう。
自分だけで考えようとせずに、相談できる場を持つことも、新たな可能性に繋がる一歩です。
こうして時間と負担を見える化することで、削減できる部分や、調整できる部分が具体的になっていきます。
家族と役割をあらためて話し合う
介護は一人で抱えこむものではありません。
兄弟や配偶者と、今の負担について状況を共有して、それぞれの役割を話し合ってみることも必要です。
各々の生活や事情があるなかでの話し合いは難しく感じるかもしれません。
しかし、協力し合い、それぞれが少しずつ役割を担うことで、介護が継続しやすい形に近づくのです。
外部サポートやサービスの活用
日本では40歳以上になると介護保険制度の対象となり、さまざまな介護サービスを利用することができます。
まずは、住まいの地域の介護保険窓口や、お近くの地域包括支援センターへ電話を一本入れてみましょう。そこから「要介護認定の申請」という最初の一歩を踏み出すことができます。
また、状況に応じて「ケアマネジャー(介護支援専門員)」が介護の計画を一緒に考えてくれる場合も。
こうした支援を早い段階から利用することで、介護の負担を軽減することができるケースも少なくありません。自分や家族だけで解決する必要はありません。
公的なサービスや、ケアマネジャーなど専門の力を借りながら、仕事を続けていく形を探すことも、ひとつの方法なのです。
まとめ
40代の介護と仕事の両立は、簡単ではありません。
責任が重なる時期である以上、負担が大きくなるのは当然です。
しかし、働き方を整え、適切な支援を受けることで、”どちらも諦めずに続ける形”が見つかる可能性が大いにあります。
介護と仕事の両立に迷いが感じたとき、いちど立ち止まり、自分にとって無理のない形を考えてみる。その時間が、これからの安心につながっていくかもしれません。
もちろんあなたの心身のケアも忘れずに行いましょう!
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(文:Nori.)



